さんぽ

東京23区内に生を受けて早19年。19年間東京に住み続けた割に俺は「東京」を全然知らない。まず生誕の地がまずかったと思う。東京の最東端である。某埼玉県まで500mっていう東京の僻地。まぁ住み慣れた町だから嫌いじゃないけど、ちょっと都心へのアクセスとか悪すぎ。ここに住むメリットってほぼ皆無だと思う。家賃が安いくらいか。本当に何もないところなんだ、すまない。


中学まで地元の学校で、滅多に都心の繁華街とか行かなかったし、高校に入ってから電車に乗って登校するようになったけど、そう家と学校以外には行かなかった。池袋が定期範囲内だったけど、取り立てて寄ることもないし、地元から一番近い繁華街は上野って始末だ。


秋葉原は都心とは到底呼べない。




そんなこんなで、兼ねてから都心っぽいところをウロウロしたいと思ってた。六本木だとか青山だとか、名前は聞くけど実際どんなところか知らないし、行ったことなんかもちろんない。今回はちょうど良い機会だったので、少しだけ、憧れの都心をウロウロしてみた。実に田舎者が喜びそうな遊びだ。都心を知った気になって満足する。


今回のおさんぽの目的は「よつばと!展」。これが開催されてるから、コレ見に行ってついでにさんぽしようって思った。

「イベントに行きたくても行けない人がいるんだから、行けるのに行かないのは贅沢だ」by Suigin
まさにSuiginの言うとおりだ。行けるのに行かないのは贅沢だし、それは罪だ。悪だ。という訳で行くことにした。

場所は表参道。俺の勝手なイメージとしては、お洒落で大人な街。そう、アウェーである。秋葉原⇔表参道。



表参道の駅に着いていきなり迷う。国家権力に助けを求める。
交番でお巡りさんに道を聞くのっていいことだと思う。向こうは交番の前で
「道分かんないなら俺に聞けよ!こちとらそれが商売なんだ!ほら、教えてやるからさ!早くこっち来いよwwww」
と言わんばかりの表情でスタンバッてるし、こっちも分からないんだから聞くしかない。教えてもらえれば俺は目的地に辿り着けるし、お巡りさんも仕事を全うできる。何より教えるのが楽しそうだ。今回のお巡りさんは妙に明朗で、最後に「じゃっ、気をつけて行ってきてくださいねー」とか言ってくれた。日本はいい国だなあ。日本語通じる限り困ることがない。


会場に辿り着くと、よつばがいた。至って普通のビルでやってる。青山学院大学の目の前だ。ビル自体はでっかいくせに会場は狭かった。


よつばと!展





あずまきよひこ氏の原稿が一応メインなんだが、それがあまり多くはなく、会場には所狭しと関連商品が置かれていた。カレンダーやTシャツ、絵本などである。俺はよくこういう代物を買うけど、俺が買うのは、こういう作品ではない作品のもの。要は「よつばと!」は俺が普段このブログに書いたり、リアルで喋ったりしてるようなアニメや漫画とは違うものってこと。ここは明確にしておきたい。


と言いつつ、よつばと!に関して何も述べてなかったすまない。

よつばと!電撃大王と言う月刊誌で連載されている漫画で、よつばという女の子が過ごす1日を描いた漫画。いわゆる「萌え」だとかそういう種類のものではない。種別としてはノスタルジックな作品。自分が子供だった頃を思い出させてくれる漫画で、読む度に懐かしさを感じ、また笑みもこぼれてしまうという美味しい漫画。オタクとか一般人とか言う種別無しに、老若男女が楽しめる作品だと思う。
あなたの一番好きな漫画は?と聞かれたら俺はこのよつばと!と応えるね。実に面白い。12月16日に第6巻が発売するよ。

詳しい設定とかはウィキで。よつばと!ウィキペディアより)



普段の何気ない楽しみや発見をクローズアップするよつばと!に相応しいイラストや画があった。結構客も多い。上記の通り、いわゆる「萌え」系の漫画ではないため、客層も異なる。夫婦の姿も見られれば、俺のような大学生、ちょっと仕事の合間に、といった感じのOLまでいた。それと、関係者っぽい人がいて、その人を案内してる人がいた。ひょっとしたら作者のあずまきよひこさんだったのかも知れない。彼は顔を出してない人だから、分からなかった。

何枚か写真を撮り、満足の団長。陳列されている商品は華麗にスルー。ここで買うならメイトで買います。



なかなか深いよつばの画が沢山あった。

無邪気な子供心が懐かしい。
餌やり



発見をじーっと見つめるよつば。
興味津々




一つ俺の目を引いたのが海外版のよつばと!。英語・スペイン語・ドイツ語・フランス語・中国語版が出てるらしく、それが揃ってた。日本語版と比べてみてみると、やっぱしアレだな。と思った。例を挙げればキリがないけど、日本語のニュアンスを完璧に外国語に訳す事は不可能だ。日本の常識とかしきたりみたいに社会的通念となってるものをベースにした発言だって多いし、特に主人公のよつばはまだ日本語を完璧には喋れていないのだ。そのあたりの微妙なニュアンスの違いとかを外国語でっていうのは無理だ。
そう考えると、日本語でこそ完璧なものをわざわざ完璧に伝わらない相手に対して発信するのはどうかと思った。本当はもっと面白いのに、あれで満足してしまってる海外の読者を思うと、少し可哀想だなと思った。日本万歳。


一通り眺めた後、会場を後にする。ちなみに入場には500円が必要。1階にあるカフェのワンドリンクサービスつき。チケットが半券になってて、それを切り取ると、コーヒーとかが飲めるって仕組みだったけど、俺は飲まなかった。チケットを完璧に保存したかったからね。ワンドリンクなんてなくても、展覧会だけでお腹いっぱい。



ビルを出ると、雨が降り始めてた。生憎の空模様だけど、ちょっとさんぽしてみよう。



とりあえず青山通り日本橋方面に歩いてみることにした。なんでかって言うと、途中に平野綾の事務所があるから。ストーカーじゃないよ、たまたまだよ。
実はこの事務所は、先日S木団員とイタリアの政府観光局に行った時、すぐ近くを通っていた。なのに気づかなかった。S木団員まだまだだな。君だったら知らなくても直感で気づいてくれると思っていたのに。


表参道から事務所までは結構あるんだけど、その途中いろいろホントに面白かった。通ったことないところを通るのってやっぱ面白い。


avexのビルがあったり、KINOKUNIYAがあったり、GODIVAのチョコレート屋があったりと、さっすが青山とか感心しっぱなしだった。
途中、路地の先に六本木ヒルズが見えた。これも綺麗だった。
あと、神宮球場の近くも通った。信濃町の駅付近。秩父宮ラグビー場もあったし、伊藤忠ビルもあった。発見テラオオス。

ちなみにロケバスを4台くらい見た。やっぱ場所が場所だからな。



写真貼ります。




avexグループって書いてあった。でも事務所ってよりはホテルみたいな感じ。それよりこの異常なでかさのクリスマスツリーはなんなんだろう。

avex






KINOKUNIYA。よく電車の中でおばさんとかお姉さんがここの手提げ袋を持ってるのを見かける。最近までずっとその手提げ袋が本屋の紀伊国屋のものだと思ってた俺は絶対に負け組。
KINOKUNIYA






GODIVAですよGODIVA
GODIVA




ハーゲンダッツですよハーゲンダッツ
ハーゲンダッツ





ハーゲンダッツは普通かwwwGODIVAは普通じゃないよな?





路地の先に見えたヒルズ。曇天に煌々と光る蛍光灯が実に美しい。
ヒルズ






ソニーコンピュータエンタティメントの本社っぽいのもあった。
ソニー





1階のPS3プレイルームではガキんちょが遊んでた。それは大人の玩具ですよ。
ソニープレイルーム








さて、いよいよ事務所が近づいてきた。場所は神宮外苑の方。早慶戦の時、必ず「これ国会議事堂じゃねー?」って言う奴がいる建物の近くだ。こんなとこにあったのか。


あと数百メートルと近づいてきたとき、シャッフル再生していた俺のmp3プレイヤーが「God knows...」を流し始めた。プレイヤーもノリノリである。結構神がかった偶然だ。
まぁ、そんなことがあったからって、いきなり事務所から平野綾が出てくるわけでもない。ここからの出来事って言っても大したことはない。ただ単に事務所の前で最敬礼をしておしまいだ。

それにしても意外とちっこいビルだった。金がないのかな。一応2階分スペースクラフトだったけど、南青山少女歌劇団もあるし、声優の肩身も狭いんだなと思った。これが平野綾千葉紗子南里侑香を抱える事務所か…。

事務所




数分事務所前で立ち止まり、物思いにふける。まるで変態だな。最後に、深く頭を下げて、スペクラの一層の繁栄を願った。


あとは青山一丁目までちょっと歩いて電車に乗るだけ。ここから俺の家までは直通で一本で帰れる。なんと便利な東京。





こういうの撮るの好きなんです。
夜写真




[まとめ]
こうやって歩いてみると、今まで知ってた場所ごとの点と点が線で繋がる感じがする。へー、こことここって近かったんだー。みたいな感じで。
表参道って、渋谷の近くにあって、それが信濃町や六本木、赤坂なんかと近いなんて思ったこともなかった。まぁ、山の手線内だから近いっちゃどれも近いんだろうけど、いつも電車でばっかり移動してると掴めない感覚だね。



雨の中のおさんぽ、なかなかのものでした。今度はもう少し東の方を歩いてみたいな。
一緒に行きたい人とかいたら声掛けてください。いないよね。